新しい資格!?腎代替療法専門指導士について

日本臨床工学技士会より腎代替療法専門指導士に関する情報提供がなされました。

その情報についての解説です。

 

腎代替療法専門指導士って何?

この資格の役割としては、腎代替療法(透析などの腎臓の働きの代わりをする治療)の質向上を目指すものであり、日本透析医学会が実施する講習を受けることにより与えられる資格だそうです。

つまり日本透析医学会が主導の「血液浄化に関する新しい資格」と言えます。

 

対象の国家資格は?

資料によると、看護師・臨床工学技士・薬剤師・管理栄養士が対象となっているようです。

また、この資格を得るための講習受講の条件が職種ごとに設定されているようです。

臨床工学技士は以下のいずれか一つの資格を持っていることが条件とされる予定です。

  • 血液浄化専門臨床工学技士
  • 認定血液浄化臨床工学技士
  • 認定医療機器管理臨床工学技士

 

診療報酬にも加算!?

現在、2020年度の診療報酬改定に向けて議論がなされている中で、CPAD(持続携行式腹膜透析)や在宅透析導入の際に腎代替療法専門指導士が指導を行うと導入期加算の増額を求める動きもあるそうです。

もし診療報酬に関わるような資格となれば「施設に目に見えるメリット」が生まれ資格取得のための後押しをしてくれるかもしれません。

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技士会も動いた!

当初、認定血液浄化の検定試験に関しては2020年2月21日~3月1日までのうち1日を受験日とする予定とされていましたが、この新しい資格制度に対応するべく2019年度は12月6日~12月15日のうち1日を受験日とする検定試験が行われることとなりました。

つまり、認定血液浄化の検定試験は今回2回開催される予定とのことです。

 

2019年7月21日までの情報で

血液浄化専門臨床工学技士:249名(名簿人数)+(2018年度検定試験合格者:15名)+名簿記載拒否の方

認定血液浄化検定試験合格者:132名

認定医療機器管理検定試験合格者:202名

合計:598名(ダブル・トリプル受験合格者も含む)+名簿記載拒否の方

実際は検定試験合格しても単位が不足して認定申請できない人もいると思うのでもっと少なそうですが、大体700名も満たない人達が今回の腎代替療法専門指導士になるための講習受講条件を満たした人たちとなるので臨床工学技士としてこの資格を得れる人たちはまだ数が少ないと思うので今回検定試験の時期を早めたのではないでしょうか・・・

ちなみに2019年12月の検定試験受験後、2020年1~2月頃認定申請→2020年3月までに結果を通知予定とのことです。

 

認定臨床工学技士についてはこちらで説明!

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最後に

今回技士会より出された情報は、第64回日本透析医学会での情報を受けてとのことなので今後詳細などがわかり変更になる部分も出てくると思います。

ですが、国の方針としては在宅への方向へ力を入れているように感じられるのでCAPDや在宅透析などの患者さんに資格者が指導することによる導入期加算は実現できそうな気がしますが果たして・・・

現時点では日本透析医学会からのアナウンスがないので憶測状態ですが、現在の業務ではCAPD・在宅透析に関わっていないのでこの資格を機会に関われるチャンスが出来るかもしれないのと受講資格を満たしているようなので資格取得に向けて動いてみようと思っています。

 

参考文献

「腎代替療法専門指導士」に関する情報提供について 公益社団法人日本臨床工学技士会 副理事長 内野 順司 2019年7月21日プリバドにてアクセス

 

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