失敗しないために穿刺上達の為の練習キットを自作してみる!

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透析
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穿刺練習キットを自作してみる!

透析室業務で穿刺をある程度こなせるようになると、自分が得意な血管・苦手な血管というのがわかってくると思います。

全部得意だよって人も中にはいると思いますが・・・

個人的に穿刺はやればやるほど技術は上達していくと思います。

ただし失敗した際の振り返りや、血管イメージがつかめていればですが。

 

僕が透析業務で穿刺をやり始めて1か月ぐらいのときに失敗したのは細い上腕静脈への穿刺でした。

上達したくても失敗した人に何回も行くというのも気が引けますし、患者さんとの信頼関係も壊れてしまうことがある為、自信が出るまでは穿刺を控えていました。

なんでも屋ME
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何回も失敗するとシャントトラブルの原因にもなります。

どうすれば自信がつくかな~と考えた末にたどり着いたのが穿刺の練習用キットを自分で作ってみよう!でした。(先輩にアドバイスをもらうのもありですよ!)

当時はSASUMOのような練習キットもなかったですし、なにより細い血管用ってのがありませんでした。

 

そこで、今回当時を思い出しつつ新しくバージョンアップしたシャント穿刺練習用キットを作ってみました!

 

材料

コストはかけたくないのでワンコイン以内とし、いろいろ考えてみました。

使用した材料はこちら!

・ふわっと軽い粘土×1個(紙粘土でも可)

・自転車補修用虫ゴム

・スライム

すべて100円均一でそろう商品です。

 

作り方

  1. 粘土を好みの大きさにします。
  2. 自転車補修用虫ゴムを粘土よりやや長めにカットします。
  3. 2で作ったものを自分の思い描く血管走行にして軽く押し込みます。(コロコロ動く血管を作りたい場合は少したわまして両端のみを押し込みます。)
  4. 3で作った上に薄く伸ばした粘土もしくはスライムを被せます。(ここで好みの血管までの深さや皮膚の柔らかさを作ります)コロコロ動く血管は何も被せないほうがよく動きます。
    なんでも屋ME
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    お勧めは薄く伸ばしたスライム!

  5. 4でできたものの上に透析で穿刺の際にシャント肢の下に敷くラミロールやシーツを被せてピンと張った状態にして後ろをセロテープなどで固定して完成!

完成品画像。これでも練習にはなりますが虫ゴムが見えているのでもう一枚ラミロールやシーツを被せてもいいかもしれません。

 

もう一枚被せた画像がこちら。(ピンクに透けているところは1枚のみのところ)

なんでも屋ME
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見た目はイマイチですが弾力は皮膚っぽいですよ!

 

ちなみに自転車補修用虫ゴムの内腔径は2㎜です!

虫ゴムは穿刺中級~上級の難易度なので、穿刺やり始めの人は駆血帯を使用されてみるといいかもしれません。

 

使い方

シリンジのついた穿刺針を使用して穿刺をし、うまく虫ゴム内に外套が留置できていれば空気が引けます。

入っていないと引けません。

バックフローが欲しかったり、血管の張りをもっと出したい場合は虫ゴム内にシリンジと外套を使って水や食紅などで着色した水溶液を充填して使用するといいと思います。

 

なんでも屋ME
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※絵具を溶かした水溶液はお勧めしません!最初は溶けてますが時間が経つにつれて沈殿して固着していきます!(経験談)

 

上腕の腕を模したい場合は作り方1の時に少し傾斜を作ってあげるとそれっぽくなります。

 

使用する際は日ごろ穿刺を行う体勢で練習することが大事だと思います!

穿刺初心者の方が事務用テーブルで座って練習したりする光景を目にすることがありますが、普段患者さんのシャント肢がその高さでその体勢で穿刺しているなら問題ありませんが、普段の穿刺は中腰でやっていたりシャント肢の位置はテーブルより低かったりしませんか?

練習するときはできるだけ本番に近づけた状態で臨まないと力加減などが違うため練習の意味がありませんので練習の体勢も気を付けてみてください。

使用後は、そのままだと乾燥して固まってしまうので袋に入れ入り口を固く縛るかタッパーなどに入れての保管がお勧めです。

また、捨てる際は今回の粘土では可燃ごみとして出すことが可能です。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

意外とこういった100円均一商品で練習用キットが作れたりします。

穿刺を上達したいがために失敗した所に何回も行くよりこういったキットを使って血管のイメージをしながら練習してみると上達しやすいのではと思います。

血管の代わりに虫ゴムを使用しましたが、ほかにも透析回路のチューブ(固いですが・・・)やメーカーに頼んでグラフトのサンプルを使用してみるのもありだと思います!

 

ちなみにこのキット作成後、子供のおもちゃとなりました・・・

 

コメント

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