第1回 認定血液浄化検定試験を受験してきました!
3月上旬に認定血液浄化検定試験を受験しました。
今回はその感想などを書いていきます。
検定試験概要
試験を受けるまでにすること
検定試験を受験するまでに、まずプリバドで受験の申し込みを行い検定料を支払います。
その後、登録メールアドレス宛にCBT試験での予約に必要なIDとパスワードとサイトURLが送られてきます。
メール内容に沿って、予約を行います。
試験申し込みが正常に処理されれば数日後にメールが送られてきます。
当日は、申し込みの際に印刷した用紙と写真付き身分証明書(運転免許証やパスポート)を持参して会場に向かいます。
試験形式
試験方法はパーテーションで区切られた机にPCがあり(場所により違うかもしれませんが・・・)、PCを起動してIDとパスワードを打ち込みチュートリアルを終了後に、「試験開始」をクリックすることで試験が開始されます。
試験方法は5択の選択問題で前半60問/90分・後半60問/90分です。→2019年第2回より変更されました。
前半終了後に休憩(15分)とるかそのまま後半を受験できるか選択できます。
前半終了後に試験結果を印刷。
後半終了後に試験結果を印刷して試験が終了します。
参考文献
2019年度第2回認定血液浄化検定試験実施要領 公益社団法人 日本臨床工学技士会
試験を受けてみての感想
まず、びっくりしたのが試験会場で腕時計なども含むすべての持ち物はロッカーに預けられました。
30分前に到着したので、試験開始までテキストや自分でまとめたノートを見直したりしようと考えていましたが、「できません」とのことでした。
どうしようかと思っていたら、準備ができていましたら予約時間まで待たずに始めてもらうこともできますと言われたので何もせずダラダラしているのもなんだしと思い、早めに試験を行うことにしました。
概要でも書きましたが、何も持って試験を受験できないので計算問題が出た場合の書くところはどうすればいいんだろうか?と思っていたら、このメモパッドを使ってくださいとすでに準備されていました。ちなみにペンは油性のサインペンみたいなので消す物はありませんでした・・・
チュートリアルまでは係の人もすぐそばで教えてくれるので安心でした。
前半第1問目から「あれ?こんなことテキストに書いてたっけ??」
第2問「これも書いてたっけ?知らない単語が出てきてるんだけど・・・」
わかる問題ももちろんありましたが、テキスト内の内容のさらに奥をきいてくるような問題が多いかなと思いました。
確実にテキストに載ってなかった単語もちらほら・・・
前半は腹膜透析や在宅関係などかなり広範囲に出題されていました。
後半はクリアランスの計算式や透析機器関連・水質関連・VA管理関連(STSやシャントエコーの評価値・サーベイランス項目)・診療報酬(点数を聞いてくる)・関連法規(薬機法やJIS)などが出題されていました。
試験の難易度
試験の難易度はどのくらいだったかというと、今回この検定試験を受験するにあたり何か問題集的なものもやっておきたいと思い透析技術認定士の問題集を購入して解いていたりしたのですが、明らかに問題集よりもレベルが上であるのと認定血液浄化ならではの範囲である薬機法をはじめとする様々な関連法規などが曲者だと思いました。
計算問題に関しては問題集の方が難しかったように思えます。
合格点数が不明なのでわかりませんが、専門臨床工学技士の試験のように9割近い得点率で合格なら間違いなく落ちたなと思える内容でした。(勉強が足りてないだけかもしれませんが・・・)
個人的な出来栄えでは6~7割くらいは取れてるのではと思っていますが結果はどうなることか。
→合格してました!おそらく得点率6~7割で合格だと思われます。
合格発表は?
PCでの試験は今回初めてで結果もすぐに出るものと思っていましたが、ホームページで発表すると同時に登録されている送付先へ郵送するそうです。(他の認定試験も同様のようです)
詳細は日本臨床工学技士会HPにて!
最後に
今回受験してみて改めて自分の知識のなさを痛感しました。
特に業務でやっていない分野での知識は本当に勉強不足だなと思いました。
テキストや講義の内容はとても良かったので知識のアップデートにはよかったです。
テスト対策としては専門臨床工学技士の問題集の方がよかったのかな~と思いました。
問題集の難易度などから臨床工学技士が受験するのであれば、透析技術認定士<認定血液浄化臨床工学技士<血液浄化専門臨床工学技士となるのではないかと・・・
※透析技術認定士とあまりにも範囲が違いますので参考程度です。
血液浄化はやっぱり奥が深い・・・
追記2022.9.24
予想問題集が販売されています。
自分の時はなかったですが、これは勉強に役立つのではないでしょうか?
人気なようで売り切れが速いので、受験を考えている方はお早めに!