臨床工学技士はスペシャリストとジェネラリストどうあるべき?

臨床工学技士のスペジェネ問題

先日CEぷらす公式の質問箱に、

「ジェネラリストとスペシャリスト。両者ともにメリットデメリットがあり、施設によっても異なると思われます。今後はどのようなモデルの技士が増えると思われますか?」

 

という、質問が寄せられメンバー内で意見交換が行われました。

結果として白熱しすぎて収まらないという結果に・・・

なんでも屋ME
みんな熱量がすごい・・・!

 

随時メンバーのブログ・noteで更新予定なのでこうご期待!

 

臨床工学技士のスペジェネ問題

管理人はスペシャリスト・ジェネラリストどっち派なの?

では、なんでも屋ME管理人の僕はスペシャリスト・ジェネラリストどっち派かというと、

ジェネラリスト派です。

 

理由は?

理由として、現在勤務しているのが総合病院であり尚且つMEの人数が少なく専門分野にとらわれない働きを求められているからです。

病院から求められる人材として一分野に100点を出せる人材(スペシャリスト)よりも、複数の分野で平均点以上を出せる人材(ジェネラリスト)の方が重宝される傾向にあるからです。

特に、人数が少ないとなれば業務の割り振りを考えた際にスペシャリストの方は1分野の固定で1人取られてしまうため他のメンバーに業務負担がかかるケースが多いように思います。(あくまで個人的見解です)

 

スペシャリストは不要?

では、スペシャリストは不要なのかといえばそうではなく、病院の規模・人員数によっては必要とされると思います。1分野に特化しているというのは強みであると思いますしそういう働き方はあこがれるところでもあります。

ジェネラリストはあくまで平均点かそれより少し上程度と思っているのでより深い知識量にはスペシャリストにはかなわないですし、疑問点や仕事の相談があれば真っ先に聞きに行く相手であると思います。

 

質問にも「施設によって異なると思いますが」と書かれている通り、施設の規模・人員により求められる技士像は違いますというのが僕の中での結論です。

そして今後どのようなモデルの技士が求められるか?ということですが個人的にスペシャリスト・ジェネラリストなんて言っていられないのでは?と思っています。

 

スペジェネなんて言ってられない!臨床工学技士の今後

臨床工学技士の今後を予想

スペジェネなんて言っていられない理由として臨床工学技士には専門の仕事というものがない、独占業務をもっていないのが大きい理由です。

今後、IT化やAIの進化で専門性を持たずとも一定のレベル以上での治療が行る状態になるのではないでしょうか?そうなった場合、医療資格(看護師資格など)があれば誰でもできる仕事内容がメインとなっている現在の臨床工学技士業務指針では独占業務を持つ資格者にとって代わられるのではないか?と考えています。

 

看護師など政治的にも大きく動いていますが、臨床工学技士はやっと議員連盟ができた程度・・・

なんでも屋ME
業務指針の拡大も待たれるところです。

 

生き残っていくにはどうするか

では、どういったことを今後目指していくかというと病院内のIT関係や誰も手が回っていないような分野を開拓していき独占業務とするしか生き残っていく道はないのではないでしょうか。

臨床工学技士は他の医療職種と違い幅広い分野に精通でき、他の医療職種が苦手とされている電気電子・工学分野の知識があるのが強みです。そこでITを駆使した業務改善を提案したりシステム構築・サイバーセキュリティーといった事を今後は担っていくのではと考えています。

 

また、自分に業務内容が広がるような付加価値をつけて市場価値を高めていくのも一つの方法だと思います。

 

幅広い分野の知識や業務内容がわかるということで病院の経営や事務管理を任されている技士の方もおられるそうなので、最終的にはそういう病院の管理部門に行きついていくのではないでしょうか。

 

最後に

これらのことは今後10年・20年と先のことなので今後求めらるモデルとしては、まずは今自分ができる仕事・任されている仕事を確実にこなしつつ、キャリアアップや新規業務開拓を目指していく視野を広く持つ人材が求められているのではと思います。

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