学会発表のみで終わらせず論文を執筆してみたきっかけ!

学生時代僕の性格は学会発表?論文?そんなの頭のいい人がやることでしょ。
人前で発表するの緊張するしできれば避けて通りたい・・・

なんでも屋ME
入職当初もそう思っていました。

ですが、経験年数や外の世界の情報を知ることで考え方に変化が起こりました。

 

学会発表・論文執筆のきっかけ

初めて入職した施設ではあまり学会参加などされている方はおらず、近場であれば参加してみるというようなスタンスの職場でした。

当初僕もその考えに賛同していましたが、1~2年目で日常業務の中で「あれ?この方法は??患者さんのデータに変化が・・・」というような臨床上での気づきがちらほら出てきました。

ちょうどそのころ系列病院内の学習発表のような場で職場が担当という事もあり、臨床工学技士部門で1演題出すよう言われていました。

新人という事もあり、経験を積ませる意味合いから担当を命ぜられ日頃疑問に思っていることについてを題材に研究をすることとなりました。

初めての臨床研究

上記のように職場ではあまり学術的な試みがなされていなかった為、相談できる人も限られておりノウハウや施設内での手順などわからないことだらけでした。

そこでアドバイスを求めたのが看護師さんでした。看護師の方々は毎年看護研究を行っており起案の方法・統計など長けた人たちがいたため相談してもすぐに答えてくれる方たちで助かった思い出があります。

一応大学を出ていたため卒論なる物は書いてはいましたが、諸事情もありグループ研究でなおかつ論文作成は少ししか手伝えなかったためほぼ独学のような状態で研究を進めることに・・・

そんな状態で研究を進めたため、ある程度は形になっていても今思い返すとかなりいい加減になっており実際発表の際に突っ込まれて言葉に詰まりもう二度としたくないなと思ってしまいました。

 

2度目の発表

最初の研究は失敗だらけとあまりいい思い出がないまま数年経過したころ、Drから新規業務の依頼がありやってほしいとお願いがありました。

新規業務に関しては知識としてはうっすら知っていても課内の誰も未経験分野で相談相手もいませんでした。

そこで課内での承諾・数年かけて講習や関連学会へ参加し知識を得て何とか軌道に乗せることに成功したころ、Drよりこの取り組みを発表したらどうか?と助言がありました。

最初の臨床研究による失敗が頭をよぎりましたが、あれから何年もたってるし今は新人ではなく後輩もできる立場にあったためやってみよう!と思い、ちょうど院内の学術発表の場が設けられていたのでそこで発表の機会を得ることになりました。

発表自体は自分が頃まで気づいてきた経験や方法により有益性が出たというような内容でしたので、最初の研究発表と比べてやりやすかったのを覚えています。

このころから、ちょくちょく院内での研修など講師になることが増えていたためあまり緊張せず行えていました。

それと同時に、自分の業績が公で発表できたことで他部署に臨床工学技士のあいつこんなことをしてるんだ!というのを知ってもらう機会はすごく大事なことなんだなと学びました。

実際こういう取り組む姿勢を見せることは名前を知ってもらう機会にもなるため、他部署などの交渉事で有利に働くことが少なからずありました。

この経験からもっといろんな考え方や働き方を知りたい!と思うようになり臨床工学技士であったのと当時透析がメイン業務であったことから、日本臨床工学会透析医学会学術集会へ参加するようになりました。

 

学会へ参加して

学会へ参加するとその時のトレンドのような治療法や技術などずっと閉じこもってばかりであれば触れるようなこともなかった内容が聞け、どれだけ今働いている職場と全国的な標準とのがあるかを感じることができました。

また、自分の同期やそれよりも下の年代の人たちの発表を聞くことでどれだけ差ができているのかと思う事がありました。

 

学会発表で得た知識を自施設へ持ち帰り還元しよう!と意気込んでみたものの、簡単にできる部分そうでない部分がありました。

簡単にできる部分は主に自分たちの仕事方法の改善やコストダウンが図れる器材の手配などです。

簡単にできない部分・・・それは患者さんに直接影響が出る治療方法や検査方法といった事です。

どれだけ有用な発表であっても医療行為はエビデンスに基づいた方法を選択されます

学会での発表をそのまま論文化しているものは少なく、いい発表だったしこれを基にしてもらおうと思ってもその発表の時のみの情報でどこまで周りのスタッフが信じるか・Drが有用と判断するか・患者が信頼して任せられるかといった問題がありました。

とくにインパクトのある研究をもとにしたものであればその希少性から症例数が限られていることもあり、すべての患者に当てはめることができるのかといった問題も出てきます。

そういったことを少しでも科学的・統計的に表したものとして論文が必要になってきます。

実際に職場である提案をした際に、「その手法のエビデンスはあるのか?」と聞かれ、学会で発表されていたのを聞きましたと言った際にそれだけが根拠で変更あるいは追加は出来ないといわれたことがありました。

ですがこの言葉は裏を返せばエビデンスが示されていれば採用なんだと思いエビデンスを探しました。

しかし、上記で述べたように発表はされても論文化されているものは少なく、実際に聞いたものも論文化はされていないようでした。

今回は諦めるしかないのかなと思った時にCEぷらすの創設者であるCEさぼさんより、「エビデンスがないのであれば作ってみては?」という言葉を受けじゃあ作ってこの方法を認めさせてやる~!と思い立ち学会発表論文掲載を目標に動いてみることになりました。

 

目指せ学会発表と論文投稿!

エビデンスがなければ作る!を目標にやっていくことになったわけですが、家族・職場のスタッフ・医師・CEぷらすの人たちと色々な人たちの力を借りてるんだなと改めて実感しています。

対象の方から「あなたの事信頼してるから何でも協力するよ。」と言われた時は泣きそうになりました。

 

発表や論文は自施設だけでなく他施設での治療や働き方に影響を与えることができる素晴らしい機会だと思います。

0から1を作るのは大変ですが、必ず自分の力になるでしょう!

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