この度大学院へ進学することになり、その経緯を書いていこうと思います。
詳しい大学名や学部は伏せますが、今の立場とすこし関係する研究を行ってみようと思い、実際に踏み出しました。
大学院への興味
CEぷらすのメンバーの方々の活躍を見聞きする中で、自身の学術的な未熟さを実感し、以前から「大学院に進学できたらいいな」と漠然と考えていました。
また、学会でお会いした方から「研究が好きそうだから進学してみたら?」と声をかけていただき、本格的に進学を検討するようになりました。
ですが、大学院で何を研究するのかというテーマが定まらず、考え始めてから実際に動き出すまでに3年ほどかかってしまいました。
その間、日々の業務やさまざまな出会いを通じて問題意識が少しずつ形になり、2025年のJACEやJSDTへの参加をきっかけに、研究テーマとして取り組みたい内容が「確信」に変わりました。
受験したい大学院の選択
まず検討したのは大学院での学びの形態です。
子どもはまだ未成年で家庭もあり、生活への影響は最小限にしたい・・・
一方で「家庭だけが自分の人生のすべてではない」「子どもの今も大事だけど、自分の”今”も大事にしたい。」とも考え、学びを止めない選択をしたいと思いました。
その結果、通学制と通信制を比較し、負担と学習環境のバランスを考えて通信制大学院を選択しました。
次に、通信制大学院の中から自身の研究テーマに合致する指導教員の検索を行い、複数の大学院の募集要項を取り寄せました。
「どうすれば受験できるのか」「自分に何が足りないのか」「費用はどのくらいかかりそうか」を確認しながら、研究計画書のラフ作成、筆記試験対策を進めました。
試験対策
受験する大学院では筆記試験と面接で入学の判定がされることになっていました。
筆記試験対策
筆記試験に関しては過去問が入手できていたのでそれを参考にAIを使用して、類似問題を作成し回答→採点→できなかったところを復習、弱点になりそうなところを指摘してもらって対策していました。
また、英語の試験があったので覚えておいた方がよさそうな単語や熟語の作成もAIで作成していました。
辞書持ち込み可ではあったのですが、高校生以来の辞書活用・・・時間がかなりかかっていました。
小論文に関しても同様にAIで問題作成してもらい、実際に書いたものを打ち込み採点してもらってました。
小論文に関しては、今までの論文投稿などで鍛えられた?論述方法などが武器になり割と安定した成績を出していました。
アレグこんなところで役立つとは・・・
自分にあった問題集を作成してもらって、採点も行ってくれる個別家庭教師みたいな感じでAIを利用をしていました。
面接試験対策
面接試験に関しては、どんなことが聞かれるのか全く未知数で、ネット検索などで情報を得ていましたが、対策として正しいのか分からずでした。
そこで、大学院進学経験のあるCEぷらすのすいるさんに相談しました。



教えて!すいる先生!
面接内容は、覚えている限りだと大学院で行う研究テーマのプレゼン。
何を明らかにしたいのか、どのような社会貢献ができるのか、そしてそれを達成するための方法について問われます。
この話を聞いて、「研究テーマがあるかどうか」だけでなく、
・なぜそれを研究するのか
・研究によって何が社会に還元されるのか
・それをどうやって実現しようとしているのか
ここまで自身の行いたい研究が言語化できているかが、重要なことなのだと把握しました。
相談後は、「この研究で何が明らかになるのか」、「それは現場や社会でどう使われるのか」といった点を意識して自分の言葉で整理していました。
実際の試験
筆記試験はキャンパス内の講堂で、他の学部合同で行われました。
受験者の年齢層がかなりバラバラでびっくりしたことを覚えています。



割と自分が若い部類でした。
実際の筆記試験は、過去問とは少し違っていましたがなんとか解いて終了。
小論文問題が自分の得点源だったので、まずはそこを最初に解いてあとから英語というような形をとりました。
小論文はなんとか自分の知識でカバーできそうなテーマだったのが救いでした。
面接試験では、担当志望教員ともう一人別の教授?との面接でした。
事前に提出していた、研究計画書の説明やすいるさんから聞いていた、「この研究を通しての社会貢献性」も聞かれましたし、詳細な研究方法についてや参考文献の指摘などもありました。
比較的、答えに詰まることなく終えてホッとしていました。



ちなみに服装はスーツで臨みました!
受験までにしていたこと
筆記具の準備
普段ボールペンやPC作業ばかりなのでまともなものがなかった。
久々にシャーペンを出したら持ち手が壊れた・・・
辞書の準備
英和辞書を改めて購入。普段PCで翻訳としてるから基本使わない・・・
図書館で借りるというのも考えましたが、辞書を使う練習もしたかったので。
宿泊・交通ルート確認
田舎なので受験するにも一苦労・・・試験会場までは自宅からだと当日間に合わないので宿泊することに。
論文投稿
試験対策の息抜きがてら書いてました。
合格したら自分の修士論文で参考文献に使えるようにテーマにあった論文を書いて、それを準備期間中に投稿してました。
自施設での仕事関係
上司には受験や今後について報告入れておきました。
また、自分が受け持っている範囲の仕事はなるべく受験前まで引きづらないように終わらせるようにしてました。
今後について
こちらのブログでも大学院生活について触れていけたらと考えていますが、仕事・家庭・大学院と多忙になりそうなので更新は遅めかと思います。
これからは大学院での学びを通して、臨床の枠だけでなく、より広い視点で物事を考えられるようになりたいと思っています。











コメント