タブレット端末(iPad)を使ったVAマップ作成及びVA管理で情報共有の感想

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VA管理をiPadで閲覧できるようにしてみた!

VA管理や穿刺に役立つ情報満載!VAマップ作成方法についてでちらっと書いてますが、最近VA管理をExcelファイル形式からiOSのNumbersで管理するように進めてきました。

今回はその感想についてテーマにしていきます。

iPadでのVA管理

iPadでの作業効率は?

作業効率は作成当初は試行錯誤をしながらだったので作成ペースはExcelファイル形式と比較すると落ちていました。
しかし、写真撮影からファイル作成がiPadひとつで出来るということはPCの数が限られた中では他のスタッフへの配慮もあり有効と感じていました。

今までマウスを使って血管走行を描いていましたが、アップルペンシルを使った描写が思いのほか簡単に血管走行を描け尚且つエコーをしながら修正もでき、今までのVAマップよりも精度が上がっていると感じました。

後に書きますが、マップ作成に使うテンプレートの作成はマウスを使いたいと思う場面が…

 

Excelファイルとの違い

iOS知識が皆無だったため、Windowsで出来たことはiOSでも問題なくできるだろうと思ってました。

アプリストアにもWindowsから公式のExcelアプリが出ており、これが使えたら同じようにできる!と思いダウンロードしてみると「見る」専用で内容を書き加えたり変更したりする場合は「有料」となっておりこんなことに予算が出るはずもないので無料の物を探した結果が「Numbers」となったわけです。

VA管理や穿刺に役立つ情報満載!VAマップ作成方法についてでも書きましたが、iOSとWindowsではフォントや書式が違うため互換性はなく(有料のExcelをダウンロードしていれば別)Excelで設定された関数やリストなどは使えなくなるか、動作がおかしくなっていました。

そこで、VAマップの枠組みだけ(罫線やテンプレート文書)Excelで作成し、iTunesを通してNumbersに移動させました。

 

Numbersを使ったVAマップ作製

Numbersを使って面白いなと思ったのは簡単にセルを条件設定できる点です。

セルのリスト表示も簡単に行え、Excelでは僕のスキルが足りなくて出来なかった「特定数値に対する色付け」が簡単に行える点が作っていて面白かったです。

どんなことに対して色付けしているかというと、僕が働いている施設ではVAマップを印刷してシャントエコーの記録にしているのですが、そこにFV/RIや血管径を記入していきます。

その際に異常値となる値に対しては口頭で報告や直接書き込んでいました。

ですが、「色付き数値(赤色にしてます)」にすることで一目見ただけでこの数値は異常もしくは何か意味があるんだなと考えてもらうことが出来ます。

VAマップは他のスタッフや看護師さんにも共有する情報なので全員が「これは何かある!」と気づいてもらえると思っています。(透析室以外にも渡すことがあるためスタッフ全員がVAの異常値を把握してません…)

また、iPadなのでスワイプで患者ごとに切り替えていけたら良かったのですが、Excelみたいにタブを使って患者ごとに切り替えて閲覧できるようにしました。

ちなみに印刷はbrotherのプリンターへbrother公式のアプリを使って行っています。
WiFi接続で出来て設定も簡単でした。

 

セルの設定などはMacがあればそちらでやったほうが効率的ではあると思います。

一からタブレットで作るとなると打ち込みやセルの一括設定など結構大変でした。(慣れの問題かも)

タブレットは「表などの作成も一応できる」という程度なんだなと改めて認識しました。

iPadならではなVAマップの使い方

iPadならではなVAマップの使い方として、VAマップに簡単に書き込みができ、また削除も簡単に行えることが挙げられます。

どういうことかというと、iPadでVAマップを管理することになってから透析室のスタッフ側の情報共有は完全にペーパーレス化できたため、今までDrから今後の方針などを報告の際に聞いたときにスタッフへの情報共有として、VAマップを印刷してそこに書き込んでいくという「手間」が発生していました。

ですが、iPadはアップルペンシルを使ってVAマップ内にメモ書きのようなこと(例:○○日受診後○○日PTAなど)を残せ、また簡単に消すこともできるのでいちいち印刷しなおしたり、入力をしたりといった事が軽減できました。

次にVAマップ内にシャント音を残せることです。

どういう風に録音しているかは今後公開するかもですが、 Numbers ではiPadで記録した音声を貼り付けることが出来ます。(Numbersを使用している状態でという制限あり。ボイスメモからは使用できない)

現在試作段階ですが、VAマップの吻合部・狭窄部(あれば)・脱血部に音声ファイルを貼り付けて「この人の吻合部の音は普段こんな音をしているよ。違う音が聞こえたら狭窄など異常を考えてね。」といった新人スタッフに対する教育や、PTA頻回のシャント音を定期的に記録・解析することでいち早く変化に気づき治療の介入または、エコー検査の判断材料にすることが出来ると考えてます。

なんでも屋ME

現場からは最先端なことしてるみたいと言われたり(笑)

 
 

 

最後に

iPadに限らず、タブレット端末を有効活用してVA管理に役立てるのは業務改善や新しい発見を生むのではと感じました。

これからどんどん技術も進んでいくでしょうし、新しい技術をいかにうまく現場に落とし込めるかが臨床工学技士の役割ではないかと思います。

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