バス釣りをやっていない人のイメージではブラックバスって琵琶湖などの湖や池なんかにいるものだと思っている人がほとんどだと思います。
ですが、実際は川にもバスは生息しており汽水(海水と淡水が混じっているところ)にもいたりします。
今回はそんな川バスのお話です。
バスがいるところ
川だろが湖だろうが魚がいやすい場所というのは大体決まっています。
それはストラクチャー(構造物)など変化がある場所です。
具体的には、倒木や大きな岩・流れ込みなどです。
川で言えば「流れ」があるのが湖や池などの止水領域での釣りと違うところで、流れが穏やかになっているところに潜んでいたりします。
川で言う流れとは人間の世界では風に当たるのではと僕は考えています。
人間だって強い風に当たっているようなところに住まずに穏やかな気候のところを好んで生活の場にしますよね?
その考え方は魚にも当てはめることができ、絶えず激流に身をひそめるより流れが穏やかなところやストラクチャーによって流れが弱くなるところに身をひそめていると考えることができます。
川バスの特徴
川バスは生息域が川というだけあって流れが常にある場所で育っている為、湖や池にいるバスとは違うような引きの強さが特徴です。
同じ大きさのバスでも湖・池のバスと比較して川バスの方が引きが強いと思います。
これは、川の流れに逆らって泳ぐことがあるため湖や池と違い泳ぐために筋力が必要だからだと思います。
人間でいえば常にトレーニングをしているような状態・・・
また、汽水域に住んでいるような個体は塩分濃度の変化で寄生虫などにやられにくくなっているかもしれません。
(考え方は金魚の塩水浴と同じです。)
曲がりくねった川の変化
川というのは自然がつくり出したもので真っすぐに海へ向かっているわけではなく、ところどころ曲がったりしています。
実はこういう変化も大事で堆積物などが集まる場所に魚は潜んでいたりします。
曲がりくねった場所ではカーブの外側が流れが速く内側が外側に比べて流れが緩やかと言われています。
川のカーブ外側だけ護岸やテトラポッドが置かれているのはそのためで、カーブの外側では流れの力が強く岸の地面をえぐり取ったりしてしまいます。
そのための対策で護岸やテトラポッドを置き、流れの力を弱める事で岸辺の地面をえぐられないようにしているそうです。
考え方をシャントにも応用
実はこの川が曲がったところの外側に強い力が働くというのはシャントにも起こりえるのでは?と思います。
川をシャント血管と例えて、蛇行したシャントで血流が豊富な場合や過剰となっている場合はカーブの外側だけ盛り上がった血管になっていることってありませんか?
図(下手でスミマセン)のような蛇行したシャントでいえば緑の矢印部分が大きく膨らんだりしていることが多いような気がします。
個人的な意見や考えではありますがシャント血管のような流れが速い血管に対してはこのような流れの力が何か影響してそうな気がします。
最後に
今回は川バスの特徴から医療につなげる話をしてみました。
毎回釣りから医療につなげれるような話があるわけではないですが、つなげれそうなこともあると思いますのでゆるーい気持ちで読んでみて下さい。